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活躍する日本語ボランティア
文化や習慣の違い実感

日本語ボランティアをご存知だろうか。日本で暮らす外国人を支援する活動の一つで、ボランティアによる日本語教室を開いている人たちだ。活動者の大半は主婦や定年退職後の男性だという。教室は公民館などが主で、現在、63のボランティア団体が県内にある。10月は県の国際交流月間。多彩な交流や活動を行う、水戸市内の日本語教室を訪ねてみた。

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週末の土曜日、水戸市備前町にある市国際交流協会の部屋からは、日本語ボランティアの声と外国人生徒たちの声が元気よく響き渡っていた。ここで日本語を週に1回教えているのは、日本語ボランティア団体「ラブニール(小泉光子代表)」。生徒数は約30人。レベル別に1〜6人で、10クラスに分かれている。学びに来る外国人は、中国人や香港人、韓国人、カナダ人、インド人などさまざま。
和やかな雰囲気の中、熱心に日本語の勉強に励む外国人の姿が印象的。ボランティアたちが教える一つ一つの単語や文法の意味をノートに書き写し、疑問点はすぐにボランティアに尋ねる。日本語を早く吸収したいという意欲が強く伝わってきた。
学習する際に使うテキストなどは、ボランティアのお手製。テープを使いながらヒアリングの練習をしたり、テスト問題を解いたり。宿題は毎回必須。生徒から出してほしいと要望が強いのだとか。生徒たちは早い段階でひらがなをマスターする。日常生活に困らないように、学ぶことに必死だという。

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例えば、子供を持つ主婦の場合、学校からの連絡事項や町内会の回覧板など、地域生活に密着すればするほど、読み書きが必要になる。日本語教室の休憩時間には、ほかの外国人との情報交換や仲間づくりに役立つなどの効果がある。
教える側のボランティアは、「日本語が好き」「教えることが好き」という人たちが多い。が、日本語を教えることの難しさにも直面してしまう。日本人は普段、母国語を意識せずに話している。教え始めると、ちょっとした言い方の違いで言葉のニュアンスが異なることに気づくという。動詞の変化や助詞の活用など、日本語を母国語としない人にとって、日本語は難解な外国語の一つだ。
ラブニールの小泉さんは「安易に日本語を教えることはできないです。言葉が好き・教えるのが好き・外国に興味があるなどの熱意がないと続きません。週に1度勉強会を設けているのも、教え方の情報交換やマンネリ化を避けるため」と話す。
そうしたなかで得た外国人とのコミュニケーションは楽しいもの。小泉さんも「あるインド人が授業の時に首を横にふるので、最初は緊張してるのかなと思ったのです。なんとかリラックスさせたいと考えていたら、それは『イエス』の意味でした。文化や習慣の違いを学びました」と笑って話す。
ボランティアたちが行う日本語教室は、どのような意味合いが込められるのか。県国際交流協会によると、「家庭的な温かさを提供できる」のだという。ボランティアは、ときに友人やアドバイザーになる。また、日常生活ですぐに使える日本語を教えていくことなど、生徒への気配りも求められている。
近年の日本語ブームの影響もあり、日本語を教える方法を書いた本や教材などが増加。大学機関の生涯学習センターでの日本語教授法講座や放送大学の講座を受講したり、通信教育で学んだりと、日本語教授法を学習する機会も増えている。このほか、同協会のインターナショナルライブラリーには日本語教育関係の本やビデオなど約100冊が並ぶ。貸し出しも可能なので、一度のぞいてみると参考になるのでは。


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