11月4日に開眼大法要

観光の目玉としても期待


日本一大きい毘沙門天像
 同像は鎌倉時代、運慶によって作られ、同院の毘沙門堂に奉安された毘沙門天像(県指定文化財)を、大きくして再現。青銅仕上げで、顔の長さは2b30a、足のつま先からかかとまで1b30a、宝塔の大きさが90a、台座を合わせた像全体の高さは16bになり、鎌倉の大仏を超える高さとなる。
 毘沙門天は多聞天とも言い、仏教では仏を守護する四天王に数えられる武神。戦勝の神として武将の信仰を集め、上杉謙信が自身を毘沙門天の生まれ変わりと信じ、「毘」の字を旗印としたことは有名。楠正成も幼少は「多聞丸」を名乗り、同神への信仰が厚かったという。
 
北方の守護神であることから、同院毘沙門堂は、かねてから水戸城の鬼門・方除けとして、佐竹氏や水戸徳川家に長く崇拝されてきた。七福神の一神でもあり、開運招福の神として、家内安全、商売繁盛の福を授かろうとあがめられている。
 姿は、革製の甲冑を身に着けた唐代の武将風。右手は宝棒、左手は宝塔を捧げ持ち、邪鬼と呼ばれる鬼を踏んでいる。甲冑を身につけているのは魔を寄せつけないため。宝塔は8万4000の法蔵と十二部経の文義を備える。宝棒は悪霊を退散させ、財宝を授けるという。
 



開眼眼に向け工事が進む毘沙門天像全図



桓武天皇の祈願所として建てられた毘沙門堂。
水戸城の鬼門・方除けとなってきた
境内に安置するに当たって、石田雅美住職は、「日本一の同像を建立することによって、開運・厄除け・商売繁盛と、ご利益の多い同神のもとに多くの人に足を運んでもらえたら」。像については「写実的で荘厳な像となっている。力強さや美しさを楽しんでほしい」と思いを語る。
 同院は至徳三年(1386年)、快範上人恵海によって開基。江戸時代の大名、佐竹氏の祈願寺であったことでも知られている。院内の毘沙門堂は延暦年間(平安時代)、桓武天皇の祈願所として建立された。境内では、ツツジやサツキを配した名勝庭園や七福神巡りも楽しめる。





▽一乗院=029−298−0533

一乗院へのアクセス
・JR水戸駅から水郡線常陸鴻巣駅下車 徒歩20分
・常磐高速那珂ICから3分
・バス/JR水戸駅から瓜連・大宮営業所行 飯田
 下新田(スーパーヒロセヤ前)下車 徒歩15分
ホームページ
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