かみね動物園が開園50周年

来園者数1700万人を突破

 日立市宮田町のかみね動物園が今月5日、開園50周年を迎えた。先月には来園者数1700万人を突破。現在72種480の動物が、訪れる人を楽しませている。

 
1957年、ウメとサクラを植栽した公園に、クマ、シカ、サル、クジャクが寄贈され「神峰動物園」が誕生した。「当時、国道6号は砂利道でした」と、田尻政光園長は幼少期を振り返る。「そんな中、サルのえさは高価なバナナ。先輩方は苦労されたことでしょう」。
 「キリンの角は何本?」「サイのつめは?」。園長は、飼育体験を終えた子供に必ず質問する。肌質、毛の量、泣き声など、五感を通じて学んでほしいからだ。「動物に癒やされる」という声も多く、「子供からお年寄りまで楽しめる、優しい場所にしていきたい」と園長は話している。

 ゾウ スズコ、26歳。一日の食事量は、青草を150`、サツマイモ8`、ニンジン5`、コッペパン5本。睡眠は1日約2時間。体重が重く、長時間横になると床ずれが心配なため、20分寝て、起きて食べる、その繰り返し。キャベツの芯を鼻に詰まらせた、冬場、滑って転んでしまったという出来事も。 

チンパンジー ルナは38歳の「おばさんチンパンジー」。芸達者で賢く、新人スタッフを困らせる「洗礼」が得意。美人でプライドが高く、出産未経験。茶色い頭がチャームポイント。
 オスのユウ15歳とメスのジュンコ18歳は近ごろ「いい関係」。
 かぜの症状や服用する薬は人間と同じ。栄養ドリンクを飲ませることも。
 カバ バシャン、43歳(人間で換算すると80歳を超えるとも)と娘のチャポン。普段はおとなしいが出産時は神経質になる。日中は危険が多く、皮膚が乾燥するため、夜行性といわれている。赤色汗といわれる分泌物で皮膚を保護している。
 対照的なチンパンジーとゴリラ 
チンパンジーは陽気、楽天的、表情豊か。ゴリラは神経質。想像力豊かで、物思いにふけることが多いとか。


記念事業イベントが目白押し


 ▽「獣拳戦隊ゲキレンジャー」ショー=6月17日午前11時〜、午後2時〜
 ▽かみね動物園CM撮影=6月24日午後12時30分(受け付けは午前9時)〜午後3時45分
 ▽長寿動物に感謝のプレゼント=7月21日午前11時〜(チンパンジー)、午後1時〜(カバ)
 ▽夜の動物観察会=8月25日午後7時集合
 記念事業イベントは9月9日まで多数開催。事前申し込みが必要な催しがあるので、詳しくは問い合わせを。参加無料(要動物園入園料)。
 入園料は大人500円、子供100円、3歳以下・65歳以上は無料。
 tel0294・22・3111(日立市かみね公園活性化担当)、
 tel0294・22・5586(同市かみね動物園)