「自信と夢」をサポート
「高校1年から遅刻が多くなり、 2年になって学校へ行かなくなった」、 「友人関係がうまくいかず、 中学2年から不登校になった」。 学校へ行かない子供たちが増えている。 教師と軋轢 (あつれき)や対人関係のトラブル、 大人が気づかないさ細なことが発端となる場合など、 原因はさまざま。 そんな生徒を受け入れ、 生徒一人ひとりが将来に対する自信と夢を持ち、 自分らしさを生かして学校生活が送れるようサポートする学校が、 第一高等学院だ。
無理なく自分のペースで進学
同校の教育指針 「社会で活躍できる人づくり」 のもと、「キャリア教育」・「称賛活動」 を二つの柱として、 生徒が将来を前向きに受け止め、 自分のやりたいことや進路を見つけ、目標に向かって高校生活が送れるよう支援する。 「高校卒業」をはじめ 「高卒認定 (旧大検)」「大学受験」「将来設計」 までを総合的に指導。「高校コース」「高認コース」「大学受験コース」「個別コース」などがある。 入学資格は中学を卒業していること。年齢制限はない。 各自の学力・状況に合わせた時間割や登校日数を選択、 無理なく自分のペースで通学できる。

体験学習やボランティア活動も
 高校コースは、 「確実な高校卒業」と「学校生活での自己成長」「希望進路の発見・実現」ができるように、学習面・生活面をサポート。「必修科目」と一人ひとりが目標・興味・関心に応じて選択する 「選択科目」から、オリジナルの時間割を作成。分からないところはじっくりと学習でき、学力の向上が図れる。国内体験留学では、さまざまな体験学習やボランティア活動を実施。人とのふれあいや実体験から得られる達成や貢献の実感は、 心の成長や自分の将来を見つめるきっかけづくりにもなる。

自分らしく学校生活を送ろう
 昨年転入した3年生は、獣医師を目指し国立大学を受験する。「以前の学校では授業に不安があったが、ここでは『分からない』ということが言いやすく、 理解できるまで教えてもらえる」という。中学生のころ不登校になっていた1年生は「授業が選べるので、自分のペースで学習ができる。大学へ行って母親を安心させたい」 と目標を話す。
「一緒に悩み、考え進行していこう」
 高卒認定コースは、国が認定する「高等学校卒業程度認定試験」合格を目指す。合格者は、大学・短大・専門学校が受験でき、各種国家試験や就職に際しても、高校卒業者と同等に扱われる。生活ペースや学習スタイルに合わせて学べる「通学科」、大学合格を目指す「大学受験コース併用」、家から通えない人や社会人に最適の「通信科」など。
 昨年同コースを卒業した35歳の男性は、高校を2度中退。薬局に勤務しているが、国家試験を受験するために高卒資格が必要になり、同校に入学。月3回程度の通学と自宅での学習を経て、約1年で高卒認定に合格した。「先生方や家族のサポートで合格できた。今年は国家試験に挑戦する」と笑顔を見せる。
 同校の先生は、常に生徒と向き合い、生徒のことを第一に考えて指導。入学してくる生徒の経緯はそれぞれだが、みんなが今できることからスタートし、自分のペースで自分らしく学校生活を送っている。同校水戸校の大塚寛史校長は「現在のこと、将来のことで立ち止まっているのなら、水戸校へ来てください。一緒に悩み、考え前進していこう」と話している。

▽取材協力=第一高等学院・水戸校(029・302・8351、水戸市城南1の6の39)