お世話になった人に感謝の気持ちを込め
今年は何を送ろうか
 秋も深まり、年の瀬に向け街はにぎわいを増している。百貨店などではお歳暮商戦がスタート。「今年は何を贈ろうか」。頭を悩ませて
いる人も多いはず。お世話になった人に感謝の気持ちを込めて、あなたは何を届けますか。

いわれ
 正月に先祖の霊を迎えるため、供え物などを持ち寄ったのが起源。暮れの内に本家や親元などに届けていた風習が、お世話になった人に
贈り物をする習慣へと変わった。盆と暮れに決済していた商人の習慣から、現代のようなお中元、お歳暮に変化したともいわれている。
 新巻鮭のイメージがあるのは、他家へ嫁いだ娘が、正月の神様に供える祝い肴(さかな)として新巻鮭やブリなどを贈っていたため。戦
前は米や野菜などを贈っていたことから、現在も食料品が主流になっているようだ。
時 期
 本来は、正月の事始めの日である12月13日から20日ごろ。現在は、11月末から贈るケースも多い。魚などの生鮮品は、遅めに贈る考慮も

贈り先
 両親、義父母、親類、兄弟、会社関係、知人など。仲人に対しては、結婚式から3年間まででよいといわれている
贈る際の注意 
贈り先が喪中の場合、四十九日の忌明け以降はお歳暮として、それ以前はお供えとして贈ったほうがよいとされている。肌着など直接身に
付ける物、腰から下に付ける物はタブーとされる場合もある。贈られた際は、お返しの必要はないが礼状を忘れずに。
お歳暮アンケート 
金額はお中元よりやや高めで5000円前後が多かった。若い世代は3000円前後。
 過去に贈った物では、自分が住む地域の特産物(干しいもなど)を贈り合っている(50代男性)、九州旅行でおいしかった明太子を思い
出し贈るようになった(50代女性)など。インターネットを利用して贈っている50代女性も。
 過去に贈られた物としては、有名店の洋菓子(30代女性)、ヨーグルト(40代女性)、カタログギフト(50代女性)など。毎年同じ品が
届く(40代男性)ことで、年の瀬を実感する人も。直接希望を聞かれた(40代女性)というケースもある。
 贈られたい物では、贈った物同様、特産品が1位。中には、フラワーアレンジメントなどの体験チケット(40代女性)、自転車(40代男
性)、入浴剤(70代男性)、米の引換券(50代男性)といった希望もあった。
健康・安心にこだわり
 水戸市泉町の京成百貨店は12月29日まで、同店7階にギフトセンターを開設。今年は、素材にこだわった健康と安心ギフトなどに力を注いでいる。
 「モーニング」のヨーグルト、「スープストックトーキョー」など、健康志向のニーズに対応。県産品も充実させ、「な嘉屋」の無添加ジャムは、県産のニンジンやカボチャを材料にしている。
 「まごころ2回便」は、旬の食材を時期にあわせて1品ずつ贈るシステム。全国送料無料ギフトを166アイテム用意している。
 売れ筋の価格帯は4000円前後。「年々、親や友人など身近な人に贈ることが増えているようです」と同店。ピークは12月2日、3日、9 日、10日を予想している。
 029・231・1111(京成百貨店)