できる限り英語でやりとり
同小で行われた授業の1コマ。 アルファベットの大文字・小文字の図柄を合わせるカードゲームなどをしながら、
リズム感の中で英語を学んでいく。 分かりやすく覚えられるとあって、 子供たちの笑顔が絶えない。
授業は英語での自己紹介から始まり、 基本となる単語を教えるのはもちろん、 市販の絵本を指導者たちが読んで聞かせ、 学生は1人1冊自作の絵本を読み聞かせたり、 英語で歌ったりして、 楽しみながら学ぶことができる内容だ。
昨年5月から12月までの間、 小学3・4年生各4回、 5・6年生各6回の計20回の授業が開かれた。 集中して学ぶことで、 英語がより身につくという。
指導するのは、 同大学文学部現代英語学科(46)を中心に、 助教授(41)、 助手氏(32)の3人と、 学生36人で構成。 学生を2クラスに分け、 同小からの要望によりネイティブの2人がそれぞれのクラスを受け持つ。 子供5、 6人を学生3人で指導するマンツーマンに近い内容。 子供たちに学ぶ意欲を高めさせている。 学生たちは英語のみを用いて授業を進行。 子供たちもできる限り、 英語でやりとりさせる。
実際の教育現場を体験っせる
この取り組みは、 今年度に同小が導入した総合学習の時間に国際理解教育の項目があり、
以前から同大学の学生が子供たちに読み聞かせをするなど、 交流も盛んだった背景がある。
同大はミッション系の学校として設立以来、 英語教育の実績が高く評価されている。 今年4月には文学研究を学ぶことよりも、 社会で役立つよう実践的な部分にウェートを置いた現代英語学科を開設。 将来教員希望の学生も多く、 1年生から実際の教育現場を体験させることによって、 意識の向上を図っている。 希望する学生の中から36人を選考、 指導者とともに子供たちの英語教育を行っている。
両者のメリットが合うため、 各地で普及しそうだが、 実際には地域内の調整が難しく、 私立大学が公立小学校のカリキュラムに入り込んだケースはそうない。 上野教授は昨年秋から計画を進め、 大学側が小学校側を支援する形で実現した。
参加した子供全員が「よかった」
最後の授業を終え、 同小6年くん (12) は 「『アップル』 とか名詞の単語などを覚えました」。
同級生くん (12) も 「発音の仕方や自己紹介の仕方を教わりました」
と英語について興味を示している様子。 終了後に行われた子供たちのアンケートでも、
ほぼ100%の割合で 「楽しかった」 もしくは 「よかった」 と回答があった。
上野教授は 「最初はどうしても日本語が出てしまい、 声が小さかった学生や子供たちも多かった。 だが、 今ではつたない英語でもよく話し、 英語だけで授業ができるようになっていた」 と語る。 同授業は来年も行われる予定となっている。
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楽しみながら英語を学ぶ子供たち
ネイティブな英語を教えるバスキン助教授 |