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住まいの防犯を考える
 住民同士の結束力が大事

あなたの住まいが狙われている―。 不在時を狙う 「空き巣」 が後を絶たない。 窃盗事件の発生件数は、 県内で約5万8000件 (2002年度) にも上る。 最近は住民たちが自警団などを結成、 自らの手で少しでも犯罪を減らそうとする動きもある。 大切な家族や財産を守るためにも、 住まいの防犯について考えてみたい。

空き巣は玄関や窓を施錠していても、 特殊工具を鍵穴に入れ錠を開ける 「ピッキング」 などで侵入、 金品を盗み出して逃げてしまう。 しかも常習犯はわずか1分で解錠が可能。 侵入者が凶悪な 「居直り強盗」 に変身するケースもあるという。
ピッキング以外で増えているのは、 ドアと壁の隙間に頑丈な工具などを突っ込み、 強引かつ短時間で侵入する 「ドア施錠破り」 のほか、 一戸建てに最も多い 「ガラス破り」 は侵入しやすい窓ガラスの1部を割り、 手を入れて錠を開ける。 常習犯はわずか10〜15秒で破るという。 「焼き破り」 は錠付近をガスライターのようなもので熱した後、 霧吹きなどを使い冷やしてガラスを割る。 ガラスの割れる音がしないため、 最近非常に多い。
県警生活安全総務課の飯島長雄総括理事官は 「犯人に家人の不在が分からないないようにすることが大事」 と話す。 狙われやすいのは、 雨なのにもかかわらず外に洗濯物を干していたり、 新聞を何日も放置している家。 「すぐに戻るから」 と玄関に鍵をかけても、 台所はかけないで出かけて被害に遭った例もあり、 「基本的なことだが、 施錠には注意してほしい」 と呼びかける。 そのほか危険なのは、 大型連休。 何日も家を空ける場合、 格好の餌食になりやすい。   
防犯策としては1ドア・2ロック、 防犯フィルムや合わせガラスなどの設置。 素早く犯行に及びたいのが犯人の心理。 複数のロックがあれば、 時間がかかるため、 未然に防げる確率も高くなるはず。 そして、 何よりも大切なのは住民同士の結束力。 常に隣近所を気にして、 不審者に対する 「何かご用ですか」 の一言が、 犯罪を減らす有効な手段だ。
「犯人はとにかく人に見られることを気にする。 声をかけられただけで、 犯行を思いとどまってしまう」 と、 飯島総括理事官は強調する。

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東日本発のセキュリティータウン
話題の積水ハウス「十王城の丘」

東日本で初めてのケースとなるセキュリティータウンを紹介しよう。 JR十王駅に近い丘陵にある住宅メーカー最大手・積水ハウスの 「十王城の丘」 だ。 防犯住宅をメーンに、 監視カメラ、 警備員の巡回を取り入れるなど、 ハード・ソフト両面で、 団地を丸ごと防犯システム化している。
防犯カメラは、 団地入口の道路と団地内にある公園のほか、 路上の出入り口2カ所に設置。 普段はプライバシーに配慮して、 誰も見られないが、 映像は24時間撮影。 10日間保存され、 事件があれば警察に提供する。 公園は各戸のパソコンで見ることが可能。 子供たちが遊ぶ姿が映し出されるので、 親は安心だ。 カメラの角度により個人宅は映らない。
警備員は団地内に常駐。 24時間体制で車が巡回する。 警備会社のホームセキュリティーに加盟することで、 素早く行動する空き巣などに対し、 間に合うよう対応。 防犯センサーが鳴れば、 すぐさま駆け付けることができる。
監視カメラ、 パトロールと戸別サービスとの相乗効果、 そして防犯住宅。 十王城の丘の犯罪抑制力は絶大な効果が見込まれる。



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