空き巣は玄関や窓を施錠していても、 特殊工具を鍵穴に入れ錠を開ける 「ピッキング」 などで侵入、 金品を盗み出して逃げてしまう。 しかも常習犯はわずか1分で解錠が可能。 侵入者が凶悪な 「居直り強盗」 に変身するケースもあるという。
ピッキング以外で増えているのは、 ドアと壁の隙間に頑丈な工具などを突っ込み、 強引かつ短時間で侵入する 「ドア施錠破り」 のほか、 一戸建てに最も多い 「ガラス破り」 は侵入しやすい窓ガラスの1部を割り、 手を入れて錠を開ける。 常習犯はわずか10〜15秒で破るという。 「焼き破り」 は錠付近をガスライターのようなもので熱した後、 霧吹きなどを使い冷やしてガラスを割る。 ガラスの割れる音がしないため、 最近非常に多い。
県警生活安全総務課の飯島長雄総括理事官は 「犯人に家人の不在が分からないないようにすることが大事」 と話す。 狙われやすいのは、 雨なのにもかかわらず外に洗濯物を干していたり、 新聞を何日も放置している家。 「すぐに戻るから」 と玄関に鍵をかけても、 台所はかけないで出かけて被害に遭った例もあり、 「基本的なことだが、 施錠には注意してほしい」 と呼びかける。 そのほか危険なのは、 大型連休。 何日も家を空ける場合、 格好の餌食になりやすい。
防犯策としては1ドア・2ロック、 防犯フィルムや合わせガラスなどの設置。 素早く犯行に及びたいのが犯人の心理。 複数のロックがあれば、 時間がかかるため、 未然に防げる確率も高くなるはず。 そして、 何よりも大切なのは住民同士の結束力。 常に隣近所を気にして、 不審者に対する 「何かご用ですか」 の一言が、 犯罪を減らす有効な手段だ。
「犯人はとにかく人に見られることを気にする。 声をかけられただけで、 犯行を思いとどまってしまう」 と、 飯島総括理事官は強調する。 |