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各地の取り組みを次世代へ
八郷で全国菜の花サミットinいばらき

暖かい日差しと空気に包まれ始めたこのごろ、
春の訪れを告げる花々が少しずつ咲き始めてきた。
市街地や畑、土手付近などでは、風に揺れる菜の花の黄色いじゅうたんが待ち遠しい。
4月24(土)、25(日)の両日、「全国菜の花サミットinいばらき」が
八郷町柿岡の八郷町中央公民館などで開催される。
清楚(せいそ)な花の魅力は、愛でるだけでなく、野菜や菜種油としての食べ方、
ミツバチの採蜜、土壌の窒素過多を防ぐ作用など、幅広い活用法がある。



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菜の花はアブラナ科アブラナ属に分類され、その数は世界で約35属3000種類も。同じ仲間にはハクサイやブロッコリー、キャベツ、カブなど食卓でおなじみの野菜が含まれている。日本で栽培されているのは現在2種類。油量が多いことから、明治時代に輸入された西洋種が主流として栽培されているという。

菜の花畑の栽培や自立型・循環型の地域づくりを進めている自治体・団体・個人が集う「菜の花サミット」。全国各地で、菜の花プロジェクトにかかわる人々が情報交流する場として、2001年に滋賀県新旭町で始まった。4回目となる今年は筑波山のふもと八郷町で行う。ボランティアなどの協力で、準備が着々と進んでいる。

遺伝子組み換えなしの菜種油作りや菜の花畑復活運動、そして菜の花を利用した環境学習など、県内で「菜の花プロジェクト」をいち早く行ってきた、守谷市本町の常総生活協同組合(畠山智子理事長)。同組合を筆頭に県内の団体がまとまって昨年11月、「常陸国菜の花ネットワーク」を結成した。NPO法人アサザ基金やJAやさと、東海村菜の花の会、県立水戸農高などが参加し、心強いメンバーがそろう。

畠山さん

畠山さんは「いろいろな分野で地域づくりや農業問題、環境や教育などに携われるネットワーク」と胸を張る。菜の花をきっかけに集まった仲間たちだが、その枠にとらわれずに、個々が持っているものを共有・提供していく。

サミット初日には、第1部(午後1時から同5時)として多彩なプログラムを用意。経済評論家で立命館大教授の内橋克人氏を招き、講演「持続可能な地域づくりは共生と協同から」のほか、静岡県トラック協会や兵庫県淡路菜の花プロジェクトなど、各地の事例を紹介した全国リレートークなど。

県内からは、県有機農業研究会「土と農と植物こそ持続可能なエネルギー」、つくば市の竹内養蜂場「地域の人たちとミツバチ交流」などの取り組みを紹介。また、農水省の研究報告も。同公民館前では、全国の菜種油やクッキー、ハチミツなどの菜の花物産展を午前11時から正午まで開催する。

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2日目の第2部(午前8時から正午)は、現地でのフィールドワークを開催。JAやさとゆめファーム農場やつくばねの森、霞ケ浦の岸辺など、実際のプロジェクトの様子を視察する。

「いろいろな取り組みを聞いてもらい、わたしならこうできるかもと考えてもらえれば」と畠山さん。「地域で根付いている植物をしっかりと守り育てたい。次の世代に伝える集まりだからこそ、小さい子供や若い人にもサミットに参加してほしい」と強く訴えている。

※参加費1000円、学生500円、資料代含む


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